小倉城
午前8時に福岡空港からレンタカーで小倉城へ。約70㎞なので、一時間では少々厳しい距離でした。
それでも、9時半には小倉城駐車場に入れて、早速登城開始。
駐車場側は大手門とは反対方向になるので、最初の門は西ノ口門。
さらに進むと、鉄門。
本丸に入ると、大正時代の大砲のレプリカが目に入ってきます。
さらに天守閣に向かって歩くと、今度は宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島の決闘シーンのモニュメントが出現。
2019年、小倉城のリニューアルオープンを記念して作られたようです。宮本武蔵は小倉城主だった、細川氏・小笠原氏時代の7年間滞在し、当時小倉藩の剣術師範を務めていた佐々木小次郎と巌流島(当時は船島と言った)で決闘したことは有名です。巌流島と言われるようになったのは、佐々木小次郎の剣術の流派が巌流だったことからきているそうです。
そして目の前が天守閣です。
早速、入城!
ところで、現在見られる復興天守は、1959年に鉄筋コンクリートで造られたもので、大小様々は破風が付けられていますが、史実では4重5階の大天守と1重の小天守からなる連結式層塔型天守で、大天守の最上層の入母屋破風以外は破風のない素朴な天守が特徴でした。
城内にはその模型が展示されています。
現在の天守閣とは、随分と雰囲気が違いますよね。
そして小倉城は海城です。
これも城内にあった絵ですが、現在の小倉城は町の中心部にあり、海城をイメージできませんが、この絵を見れば、まさに海城ですね。
城内を出て、大手門へ。
この先に小倉城しろテラスがあり、そこでスタンプが押せます。
石垣は見事です。
槻(けやき)門、井戸を巡り、駐車場へ。約1時間半の行程でした。
久留米城へ
小倉城から久留米城まで、約100㎞。もう一度福岡まで戻り、さらに久留米へ。効率の悪い行程ですが、やむを得ません。2時間近くかけて、久留米城に到着。
車でいきなり本丸にある笹山神社の駐車場に入れます。
日本城郭検定の3級か、2級の試験問題に、本丸に篠山神社がある城は?とありましたが、その時は久留米城ではなく、確か丹波篠山城を選んで間違えたのを思い出しました。
古くは笹原と呼ばれた神聖な丘だったとのことで、そこから笹山の言われかもしれませんね。
スタンプは篠山神社社務所にあります。
マップを見ると、久留米城には7つの櫓があったようです。
珍しい名前の曲輪が、蜜柑丸。
実際に蜜柑が植えられていたと書いてありました。
久留米城は連郭式平山城で、石垣は高さがあり立派です。
さて、残り2城はこの近く。行ってみよう。その前に腹ごしらえ。
ドライブスルーのうどん屋さん
福岡空港に15時半までに戻るには、極力昼食の時間を節約しなければなりません。いつも城めぐりの昼食は麺類と決め、勝手に城麺と称していますが、まさにこの状況にピッタリなお店発見!
ドライブスルーで買えるうどん屋さん。
仕組みはマクドナルドのドライブスルーと同じ。メニューを見てマイクで注文し、駐車場で待つこと2~3分。お店の人が車まで、うどんを届けてくれる。因みに、ごぼう天肉うどんを注文。
なかなかのボリュームだ。福岡のうどんは柔らかい。
基肄城、水城へ
さて、お腹を満たして次は基肄(きい)城。この肄という字が読めませんよね。この字を見つけるのに四苦八苦。
基肄城は新羅の侵攻に備え、大宰府防衛のために築かれた朝鮮式山城。朝鮮式山城とは663年の白村江の敗戦後、朝鮮からの来襲をおそれた日本政権が国土防衛のために築いた山城で、基肄城のほか築紫国大野城、対馬島金田城などがあります。因みに、白村江は、はくそんこう、はくすきのえ、とも読むそうです。
本来であれば、山城を散策すべきところですが、おそらくそのためには数時間必要かと思われますので、このままスタンプ設置場所である基山町民会館へ向かいます。
基肄城から水城までは車ですぐに着きます。
この辺りの大宰府防衛線として、大野城、基肄城、水城の位置関係がわかり易い地図がありました。
水城も今は道路で分断されいますが、当時は全長1.2キロメートル、高さ9メートる、幅80メートルの壮大なものだったと記されています。
水城の土塁の中に水城館。ここでスタンプをゲットして、福岡県続100名城は終了しました。
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